init と ランレベル

 


init

  • Linux で一番最初に起動するプロセスは init である.
  • init/etc/inittab を見てシステムの起動の仕方を決める.
  • Linux には runレベル という考え方がある.これは,例えれば動作モードのようなものである.参考書は pp.231-244
  • runレベルには 「シングルユーザモード(1)」,「マルチユーザモード(3)」,「マルチユーザモード with GUI(5)」,「リブートモード(6)」などがある.
  • runレベル毎の動作は /etc/rc[runレベル].d ディレクトリのファイルによって決まる.[runレベル] には レベルの数字が入る
  • S で始まるファイルは,そのレベルに入ったときに実行されるプログラム.数字は起動の順番.(Kよりもこちらの方が大事)
    • 自動的に /etc/rc#.d/S##XXXX start コマンドが実行される
  • K で始まるファイルは,そのレベルに入ったときに停止されるプログラム.
    • 自動的に /etc/rc#.d/K##XXXX stop コマンドが実行される

 


演習

  • /etc/inittab の id:5:initdefault:53に書き換えて,マシンを再起動してみよう.
    runレベル 3 で起動するはず.(終わったら元の戻すのを忘れずに!!)
  • 自分のノートの起動時に表示されるデーモンの起動メッセージをメモし(runレベルは3でも5でもどちらでも可),
    /etc/rc3.d または /etc/rc5.dの中のファイルと比べてみよう
Last modified: Friday, 18 April 2014, 5:29 PM